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2006年12月29日現在
@97スーパーエアロEV装着時
飛距離指数:1.009 (★★★☆☆)
平均飛距離:169.79m
(テスト回数:4回)
A01スーパーエアロXT-SS装着時
飛距離指数:1.022 (★★★★☆)
平均飛距離:166.46m
(テスト回数:5回)
写真は97スーパーエアロEV(SA157型)への装着例
スペック | 04スーパーエアロEV用 0度スプール(SA257型) |
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発売時期 | 2004年 | |
スプール | 前端径 | φ68.0mm |
算出後端径 | φ68.0mm | |
ストローク | 35mm | |
勾 配 | 0度 | |
エッジ開放角度 | 59度 | |
全 長 | 64.0mm | |
糸巻き量 | ナイロン2号−300m | |
材 質 | 本体:アルミニウム合金 | |
リング:アルミニウム合金一体 | ||
スカート | セミロングスカート付き | |
カタログ自重 | 97スーパーエアロEV装着:540g 01スーパーエアロXT-SS装着:555g (糸落ち防止カラーを除く) |
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ナイロン2号糸込み質量 | 97スーパーエアロEV装着:564g 01スーパーエアロXT-SS装着:576g (糸落ち防止カラーを除く) |
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フルストローク全長 | 97スーパーエアロEV:188mm | |
オシュレーション方式 | 円筒カム複軸 97SA-EV:2スピード:2.8度綾巻き(前:6.25/後:7.25ターン) 01SA-XT-SS:等速:0.5度超密巻き(前後各40ターン) |
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ボールベアリング | 97スーパーエアロEV:4個 01スーパーエアロXT-SS:6個 (うち1個ローラーベアリング) |
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ラインローラー | パワーローラーV (ボールベアリング1個内臓) |
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マスターギヤ | 超ジュラルミン (鍛造) |
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メインシャフト | 97スーパーエアロEV:アルミニウム合金(φ6.5mm) 01スーパーエアロXT-SS:スチール(φ6.5mm) |
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ボディー&ロータ | 97スーパーエアロEV:樹脂ボディー&ロータ 01スーパーエアロXT-SS:アルミボディー&樹脂ロータ |
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ハンドルタイプ | 97スーパーエアロEV:左右両用/85mm 01スーパーエアロXT-SS:右専用/85mm |
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ハンドルグリップ | エラストマー樹脂 | |
ロータ回転方向 | 97スーパーエアロEV:時計回り 01スーパーエアロXT-SS:反時計回り |
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ギヤ比 | 97スーパーエアロEV: 1:3.9 01スーパーエアロXT-SS: 1:3.56 |
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メーカー希望小売価格 | 97スーパーエアロEV:19,000円 01スーパーエアロXT-SS:45,700円 (SA257スプール:4,000円) |
マイナーチェンジすることなく7年のロングラン販売された97スーパーエアロEV(SA157型)の後を
受け、2004年に登場した04スーパーエアロ(SA257型)では、名機:スーパーエアロGTのボディー
を復刻し夢屋仕様0度勾配スプールを標準装備した。
ノーテーパースプールでは、極細PEラインでのトラブル・レスやリールサビキでの速度安定を
もたらせるとして、主に実釣派からの歓迎を受けた。
このSA257型0度勾配スプールは、97スーパーエアロEVや01スーパーエアロXT-SSでも、本体の
糸落ち防止カラーを取り外し、スプールノブをスーパーエアロGTまたはSA257型に換装することで
装着可能となる。
純正替えスプールのバリエーションがやや少ない印象の97スーパーエアロEVや01スーパーエアロ
XT-SSにとっては、SA257型0度勾配スプールの装着により新たな機能を見出すきっかけにもなる
だろう。
04スーパーエアロEV(SA257型)は自重:585gとSA157型よりも35g重くなったことから、ライン込み
でも564gに収まるSA157型EVへのSA257型スプール装着は、新世代の飛び&サビキを少しでも
軽量に楽しむためには、なかなか魅力的な組み合わせではないだろうか?
また、01スーパーエアロXT-SSへのSA257型スプール装着は、5度勾配スプールとスーパースロー
オシュレーションの組み合わせにつき物のバックラッシュ・トラブルを低減し快適なキャスティング
が楽しめる可能性を秘める。
こと飛びの性能だけを考えた場合、φ68.3mm&5度勾配のSA157型スプールではバットガイドへ
のライン導入において大きな抵抗感とそれによる飛距離ロスを実感していたため、φ68.0mm&
0度勾配のSA257型スプールには若干でもバットガイドへのライン導入抵抗の低減が期待される。
実投比較テストの結果は、以下の通り。
@97スーパーエアロEV+SA157型-5度勾配スプール=飛距離指数:1.018
A97スーパーエアロEV+SA257型-0度勾配スプール=飛距離指数:1.009
B01スーパーエアロXT-SS+SA157型-5度勾配スプール=飛距離指数:1.014
C01スーパーエアロXT-SS+SA257型-0度勾配スプール=飛距離指数:1.022
この結果だけをみると、SA257型-0度勾配スプールでの飛距離向上効果はスーパースロー・
オシュレーション(XT-SS)との組み合わせでのみ期待できる。
しかし、5度勾配スプールvs.0度勾配スプールの直接対決データを並べてみると、以下の通りと
なる。
(a) 97スーパーエアロEVに装着比較した飛距離指数;テスト回数4回
SA157型-5度勾配スプール=1.006 vs. SA257型-0度勾配スプール=1.009
(SA157型-5度勾配スプール=0勝1分2敗 vs. SA257型-0度勾配スプール=2勝1分0敗)
(b) 01スーパーエアロXT-SSに装着比較した飛距離指数;テスト回数3回
SA157型-5度勾配スプール=1.017 vs. SA257型-0度勾配スプール=1.018
(SA157型-5度勾配スプール=2勝0分1敗 vs. SA257型-0度勾配スプール=1勝0分2敗)
つまりこちらの結果では、2スピード・オシュレーション(EV)との組み合わせで、SA157型-5度勾配
スプールよりもSA257型-0度勾配スプールの方が飛距離が優位となる。
ところが、スーパースロー・オシュレーション(XT-SS)との組み合わせでは、SA157型-5度勾配
スプールとSA257型-05度勾配スプールで飛距離指数はほぼ互角となり、直接対決で勝ち数の
多いSA157型-5度勾配スプールの方が若干優位か?との結論に至る。
結果を総合すると、SA257型-0度勾配スプールではSA157型ー5度勾配スプールに比較して
飛距離が大幅に悪化することはないと思われ、飛距離指数では0.001ポイントから0.003ポイント、
実飛距離では約0.7〜1.0mの向上がみられる。
が、たったの1m・・・ということだ。