シマノ
 エアロキャスト 5000

2006年12月03日現在

飛距離指数:
未計測
平均飛距離:未計測


スペック エアロキャスト 5000
発売時期 1981年
スプール 前端径 φ58.0mm
算出後端径 φ61.9mm
ストローク 28mm
勾 配 4度
エッジ開放角度 0度
全 長 50.6mm
糸巻き量 ナイロン2号−350m
材 質 本体:樹脂
リング:樹脂一体
スカート なし
カタログ自重 445g
ナイロン2号糸込み質量 467g
フルストローク全長 172mm
オシュレーション方式 円筒カム単軸
等速:3.0度綾巻き
前後各5.75ターン
ボールベアリング 2個
ラインローラー ハードクロム-V型
マスターギヤ 亜鉛合金
(ダイカスト)
メインシャフト スチール
φ6.5mm
ボディー&ロータ アルミニウム合金
ハンドルタイプ 右専用/70mm
ハンドルグリップ 樹脂
ロータ回転方向 反時計回り
ギヤ比 1:3.8
メーカー希望小売価格 6,600円
1980年、シマノから市販リール初のスカートレス・35mmロングストローク&5度テーパード・コップ
型スプールを搭載した、エアロキャスト7000EXが発売された。

翌年にはストロークを39mmにストレッチし、テーパー角を6度にバージョンアップした9000EXを
追加発売したが、このとき併せてストローク:28mm,テーパー角:4度の控えめ設計;エアロ
キャスト4000&5000も登場。

上級機種の9000EX&7000EXは、釣具店一軒にせいぜい1,2台をショーケースに入れて販売した
のに対し、4000&5000は主に初心者から中級者向けの廉価版として、当時釣具店の陳列台に
山積みで販売された。

廉価版といえども自重は445gまで軽量化されており、クロスギヤ・ドライブシステムによる平行
巻き機構,2号-350mスプールに加えて5号-200m替スプールを装備するなど、スペック的には
立派な「投げ専用リール」である。

後に2スピード・オシュレーション機構を装備したEXモデルも追加されたが、スカートレス・スプール
にはロータやメインシャフトへの糸落ち防止機構が無かったため、ビギナー級のユーザーには
やや使い勝手の悪いリールであった。

後継モデルとなるチタノス・エアロGT6000&ES6000には、同じ28mmストロークのスカートレス・
スプールに糸落ち防止機構が装備されて、廉価版投げ専用リール全盛期の幕開けとなった。


エアロキャスト5000のメカ内部
メインシャフトの一部にクロスギヤを彫り込んでいる