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2009年3月23日現在
飛距離指数:0.980 (★☆☆☆☆)
平均飛距離:162.98m
(テスト回数:2回)
スペック | プロスカイヤー7 スーパーライトMark-U |
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発売時期 | 1982年 | |
スプール | 前端径 | φ61.5mm |
算出後端径 | φ66.1mm | |
ストローク | 22mm | |
勾 配 | 6度 | |
エッジ開放角度 | 0度 | |
全 長 | 34mm | |
糸巻き量 | ナイロン2号−310m | |
材 質 | 本体:樹脂 | |
リング:樹脂一体 | ||
スカート | 樹脂別体 | |
カタログ自重 | 476.5g | |
ナイロン2号糸込み質量 | 499g | |
フルストローク全長 | 180mm | |
オシュレーション方式 | 中空円筒カム単軸 等速:3.1度綾巻き 前後各4.1ターン |
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ボールベアリング | 3個 | |
ラインローラー | SiC-U型 (角度調整可能) |
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マスターギヤ | アルミニウム合金 (鍛造) |
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メインシャフト | アルミニウム合金 φ5.5mm |
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ボディー&ロータ | マグネシウム合金 (耐食性二重塗装) |
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ハンドルタイプ | 左右両用/70mm | |
ハンドルグリップ | ウッド | |
ロータ回転方向 | 時計回り | |
ギヤ比 | 1:4.1 | |
メーカー希望小売価格 | 22,500円 |
1978年に登場したリョービ初のマグネシウム合金製リール:プロスカイヤー7スーパーライトでは
500gを切る軽さ(495g)で好評を得たが、亜鉛合金製マスターギヤやスチール製メインシャフトなど
まだ重量パーツが使用されていた。
1982年にデビューしたプロスカイヤー7スーパーライトMark-Uでは、マグネシウム合金製ボディー
をスリム化し、マスターギヤ&メインシャフトをアルミニウム合金製に変更。
自重は476.5gまで軽量化された。
さらにマスターギヤを回転精度の高い両端支持方式に変更することで、左右両用ハンドルタイプ
へと進化した。
併せてSiCラインローラーにはベールアーム角度調整機構が装備され、糸ヨレが軽減された。
ダイワ・プロキャスター7000と同じく、投げ専用リールとしては超ショートストローク(22mm)である
が、飛距離指数:0.980と兄貴機:スーパーノーズと善戦。
近年流行の、2〜3色投点で手返しを早くするキス釣り手法には丁度良いリールと思うが・・・
スーパーノーズと同様人差し指へのラインキープが自然な角度となり、スーパーノーズよりも
リール容積が小さく軽いため、キャスティング時にはロッドだけを振る感覚でコントロール性が
抜群に高く、ミスキャストはほとんど起こらない。
オシュレーション機構はリョービ特有の3層1軸構造を踏襲するが、両端支持方式マスターギヤの
支持軸とメインシャフトとの干渉を回避するためにピニオンギヤのオフセット量が増大し、ハンドル
回転トルクのピニオンギヤ(ロータ)への伝達率が悪い点がデメリットか?
ナイロン2〜3号ライン用スプールは樹脂製のドラグレススプールだが、付属のナイロン5〜6号用
スプールはアルミニウム合金製ドラグ付きスプールとなる。
このドラグ付きスプールには、DM-3合金という特殊なダイカスト用アルミニウム合金が使用され
ており、ダイカスト成形品での高熱伝導性,発色アルマイト処理性に優れる特徴がある。
成分は純アルミニウムに近い組成のため、アルマイト処理層により耐食性に優れる。
さらに発色アルマイト性を上手く使って高級感漂う漆黒のスプールに仕上がっている。