'10年06月29日
Report #078  第22回北海道キャスティング選手権 ST種目参戦記


Report #077でも宣言した通り、今回の遠征参戦では春以降症状が悪化し続けたライントラブル病
から脱出して、「絶対に自己ベスト投擲を3本揃える!」 との強い決意のもと、2010年6月12日に
スポーツキャスティングの聖地:北海道苫小牧市柏原地区特設会場へと乗り込みました。

正直なところ、ここまで綿密にイメージトレーニングと実投練習を交互に行い、集中力を高めて大会に
臨んだのは久しぶりのことではないだろうか?

最近は大会直前になっても緊張感が高まらないことが多く、自分自身の中で
「もしかしてキャスティングに対する情熱が冷めてきたのだろうか?」
と自問することもしばしばあったくらいで…

しかし、北海道キャスティング選手権となると身体の中に熱いものが駆け巡る感じがして、大会会場
のコンディションをイメージしながらの練習では従来得意としていた向かい風用の「センター低め弾道」
以外にも真後ろ追い風〜斜め追い風で飛距離が稼げる「センター高め弾道」や「左高め弾道」が
打ち分けできるようセットポジションとタラシ長さのセットアップまで入念に行いました。

さらに、大会当日になって腰のキレがなくなっては意味がないので、オーバートレーニング状態に
ならないよう一日の練習量は自制心をもってコントロールしました。

北海道まで行って、無様なキャスティングは絶対にできない!


1. 現地到着後に最後のチェック〜そして盛大な懇親会にお招き頂きました

今大会に広島協会からご同行下さる香川選手(えのみやサーフ)とは、広島空港で合流。
約2時間の空路で新千歳国際空港には定刻通り12:30に到着し、空港までお迎えに来て下さった
橋野選手(北海サーフ)のご案内で、大会会場に隣接する苫小牧練習場へお邪魔しました。

こちらの練習場では、早朝より大会会場の草刈りとコート設営,ネット仮設を終えられた十数名の
地元選手の皆様が熱心に練習投擲を重ねられています。

しばらく経つと、大分協会・ダイナミックサーフからの遠征隊の皆様も練習場に到着。
練習コートはさらに賑やかになりました。

私も軽く3投だけ調子をチェックしておこうと練習に混ぜて頂きましたが、1投目:161m,2投目:168m
と追い風コンディションなのに全く飛んでいません…
この調子だと明日の大会でも今春の大会のように苦戦を強いられるかも…
少し弱気になりつつ、最後の1投は開き直って力を入れずに軽く振り切るだけで投擲してみました。
これが何と結果的に本日の最長更新で、北海道遠征2回目で初めての180m弾となりました。

何となく掴めたのは、「力を抜いて、8割の力加減で投げた方が飛距離が伸びる。」ということ。
明日の大会では忘れないようにしなければ。

一方で私と同じST種目に大分から遠征参加の井上選手(ダイナミックサーフ)は、185〜195mの
飛距離を連発されており絶好調そのもの。
「もしかしたら明日の大会は井上選手のブッチギリだろうか?」そんな予感がしたのですが…

そして夜の部では、夕方苫小牧練習場に到着された台湾からの遠征隊の方々と岩田連盟会長,
松井連盟SC事務局長を交えた懇親会に、青森,大分からの遠征隊の皆様と私たち広島組も
お招きいただき、美味しいジンギスカン料理とビールをお腹一杯ご馳走になりました。

普段はコートで真剣勝負の競争仲間ですが、懇親会では各地のキャスティング練習事情や釣り
談義,タックルに込める愛情,熱意,こだわりなどなど、とても楽しいお話を伺うことができました。

これでスタミナも付いて明日は力一杯投擲が楽しめそう…
と22:00の閉店とともに一同解散したのでした。

2. いよいよ大会当日〜第一グループ:ST種目から競技開始

大会当日の6月13日は、朝6:00に会場へ集合するとすでにネットも設置完了しており、各クラブ単位
の休憩テントも設営を終えられていました。



香川選手と私は北海サーフの皆様が設営されているテントにお邪魔させて頂き、三脚や椅子,
クーラーボックスなどなどお借りして、快適な競技時間と待ち時間を過ごすことができました。

競技は第一グループ:ST種目から始まり、第二グループ:女性種目,第3種目,第5種目A,B、
第三グループ:第2種目,第6種目、第四グループ:第4種目の順で、総勢82名の参加者による競技
が一つのコートで行われます。

開会式に続いて、私は競技が始まるので大急ぎでタックルの準備にかかります。
愛竿:リョービ・BORONプロスカイヤープロトタイプにダイワ・トーナメントサーフZ45U-Conpetitionを
セットし、競技後半戦で出番があるかも知れないリョービ・BORONプロスカイヤー競技スペシャルも
スタンバイ完了。

投擲前にバックネット裏の「シンカー検量所」でシンカー質量のチェックを受けた後、プロジェクト貸出
のビーパーを装着して頂きます。
ビーパーはすべてバッテリーチェックを受けた整備完了品なので、投擲エリアで鳴らずに調整または
交換ということはほとんど起こりません。
競技の進行をスムーズに行うための工夫として、今後すべての大会に展開されることを願うシステム
でもあります。

◆◆ ◆

さて、いよいよST種目の競技も始まりました。
北海道選手権のST種目は、50歳未満のST-Aに14選手,50歳以上のST-Bに9選手の合計23選手
が参加されており、最近参加選手が減少している広島での全日本SC大会に比べると参加選手数,
レベルとも高水準です。

私の投擲順は8番目ですが、あっという間に順番が来ました。
普段の広島での投擲では全く緊張しないのですが、遠征大会なので第1投目は珍しく緊張気味…
とにかく落ち着いて、力を抜いて軽く投げてみました。

力を抜いて振り切った割にロッドはしっかり曲がってくれたので、シンカーの初速も十二分。
弾道高度も、『北海道仕様』として練習調整していたセンター高めの狙い通りに弾き上げること
ができました。よしよし。

 真鍋:第1投目

滞空時間は結構長く感じたのですが、スプールには結構ラインが残っている…
もしかして170mくらいしか飛んでない???
と一瞬不安になったのですが、計測結果は「185.20m」とコール!!!

いきなり前日練習のベスト値よりプラス5mも飛んでしまった。
というか、今年に入ってからの練習飛距離でもベストスコアじゃなかったっけ?
第1投目から、私にとってはとんでもない飛距離が出てしまったので、このあとの4投はさらに慎重
に投擲しなければ…

実は第1投目に180mオーバーの好投で完全に舞い上がってしまい、第2投目からストレート3Fした
苦い経験もあります。

◆◆ ◆

続く第2投目も、力を抜いて軽く投げることに精神を集中…
ただし、風向が右後方からに変わっていたので、セットポジションをコート右半分狙いにシフトして
投擲動作に入りました。

今回も、第1投目と同じようにロッドは十分に曲がっており、弾道は狙い通りにコートの右半分方向
に駆け上がって、少し風に流れてコートセンター寄りに着弾。
第1投目ほどではないかも知れませんが、そこそこ飛んだようです。

計測結果は、181.60mで2本連続の180m超え!
こんなに調子が良いのは何カ月ぶりだろうか?
もう1本キチンと投げるまではさらにさらに慎重に投げなければ…

◆◆ ◆

第3投目、そろそろ体も温まってきたので、力を抜いて投げているつもりが案外力んで投げてしまう
こともしばしばあります。
慎重に慎重に、風向を確認した上で今度はセンターやや左狙いにセットポジションをシフト。

またしても弾道は狙い通りの方向高さにテイクオフし、気持ち良く飛んで行ってくれました。
「もしかして3本連続180m超えか?!」とついつい欲張って計測結果のコールを待ちましたが、
結果は175.17mと期待値より5m強マイナスしています。
やはり体が温まってきて、投擲動作開始時に体が前方へ突っ込んでいるようです。
ロッドをチェックすると、#2ガイドと#3ガイドにラインが擦れた痕跡があり、巻き取ったラインの
テーパーラインとの結び目付近にも傷が付いていました。

それでも無事3本をフェアゾーンに投げることができ、暫定の3投平均も180mを確保しました。
精神的にかなりの余裕が持てたので、ここでようやく他の選手の投擲と飛距離をチェックします。

◆◆ ◆

今大会優勝候補の竹村選手(SC抜投会)は、強烈なパワーで硬調ロッドはアメのように曲がり、
第3投目時点では194〜195m台を2本投げられています。
もしかしたら競技後半戦で200m台の飛距離も出そうな雰囲気です。

 竹村選手:第3投目

そして、覚知選手(北海サーフ)は私の前に投擲されているので第1投目からじっくり拝見して
いましたが、力強く無駄のないフォームで189.05m,183.46m,187.81mと好飛距離を連発されて
います。

 覚知選手:第1投目

先の全日本SC協会対抗戦ではST種目団体戦日本記録優勝している池田選手(函館サーフ)も、
183.70〜192.43mの飛距離を2本投げられており、競技後半戦で190m台を追加して表彰台争い
に加わることは間違いないでしょう。

 池田選手:第2投目

一方で池田選手と同じく団体戦日本記録チームの橋野選手は、第1投目に185.36mをマークした
ものの、その後連続2投をファールしておりピンチ状態に陥っています…

 橋野選手:第3投目

大分から遠征参加の井上選手は前日の好調から一転、抜け気味弾道に集まって第1投目から
2投連続ファールの後、第3投目で173.47mの記録があるのみと、こちらもピンチ状態…

 井上選手:第3投目

金澤選手(札幌サーフ)も井上選手と同じく第1投目から連続ファールされていましたが、第3投目
には186.11mを投げられており後半戦で一気に表彰台争いに加わる可能性が高いようです。

 金澤選手:第3投目


3. 第一グループ:ST種目後半戦

こうして迎えた競技後半戦は、3Fで脱落する選手が徐々に増えてくるため投擲のインターバルが
短くなります。
その分集中力と体のキレも状態を保ち易くなりますが、スプール交換やラインのヨレを取り除く
作業時間は短くなってしまいます。

競技後半戦でロッドをBORONプロスカイヤー競技スペシャルに変更する予定でしたが、ここは投擲
フィーリングを変えず安定投擲に徹するため、引き続きBORONプロスカイヤー プロトタイプで投げる
ことにします。
ただ、3回の投擲でラインに傷が付いていますから、スプールを交換して第4投目に向かいます。

投擲エリアに入り、風向確認とセットポジションの位置決めをしながら呼吸を整えます。
ライントラブルに注意して慎重に投擲動作を開始したのですが、またしてもほんの一瞬竿先がブレ
てしまったようで、ラインリリースと同時にバットガイドの脚部にラインが巻き付いてしまいました。

幸いシンカーの着地点はフェアゾーンに入っていたので飛距離を計測していただけましたが、結果
は165.53mと不本意な値に。

それよりも、交換したてのラインに傷が付いて使えなくなっているかも…と不安になりましたが、
これも幸い傷が付いたのはテーパーラインの継ぎ目周辺の数m程だったので、傷んだ箇所だけ
切り取り最後の投擲に備えます。

こうして第4投目が終わった時点で、橋野選手と井上選手を含めて6名の選手が3Fで戦線離脱。
橋野選手,井上選手ともに表彰台が射程圏内の実力者なのですが…
ここはお二人の分まで頑張って、最後の第5投目は絶対180m台に乗せなければ。

●● ●

ここで冷静に第3投目と第4投目のライントラブルを分析すると、投擲動作に入る一瞬の竿先の
ブレが原因のようですから、その点に注意してとにかく力を抜いて投げることに意識を集中します。

ただし、ラインキープした人差し指だけは投擲動作に入った瞬間にしっかり力を入れて、ライン
テンションを感じ取りながら狙っていたコート右半分の弾道コースに入ったところまで踏ん張って
リリースしました。

 真鍋:第5投目

弾道高度もスピードも狙い通り。
ライントラブルも起こさなかったようでシンカーは無事に180mラインに着弾した模様。

計測結果は181.05mで、目標にしていた180mオーバー3本揃えることに成功。
3投平均:182.62mと今年一番の成績で競技を終えることができたのですが、投擲を見て下さって
いた方々から第2投目と第5投目はシンカーがフラつきながら上昇していたとのアドバイスを頂き
ました。

投げた本人はそのことに全く気付いていませんでしたが、シンカーの拾い上げでほんの少し竿先
が横ズレしたのか、それとも投擲エリアの雑草に姿勢を乱されたのか?
ライントラブルは幾分低減できるようになりましたが、あと1m,2m飛距離をロスしない改善代は
まだまだ残っているようです。

●● ●

そうこうしているうちにST種目の全選手の投擲も終わり、第5投目で3本目の190mオーバー弾と
なる193.29mを記録した竹村選手が3投平均:194.44mでST-A種目ブッチギリ優勝。

第1投目から第3投目までコンスタントに180mオーバーを連発していた覚知選手が、第5投目にも
サードスコア更新の187.49mを投げて3投平均:188.12mで同種目準優勝に。

第3投目の192.43mに続いて競技後半戦にも190mオーバーが期待された池田選手は第4投目を
ファールで落とし、第5投目が185.93mとやや伸び悩み3投平均:187.35mで同第3位に。

池田選手とは3投平均で5m近く差が付いてしまいましたが私が同第4位に。

第3投目と第5投目で186m台の好飛距離を投げたものの、競技前半の2Fが影響してサードスコア
に171m台の記録が残ってしまった金澤選手が3投平均:181.17mで同第5位となりました。

またST-B種目では、第3〜4投目に184m台を2本揃え、第5投目にサードスコア更新の175m台を
記録した稲見選手(函館サーフ)がST種目総合でも5番手に入る3投平均:181.55mでST-B種目
優勝。

 稲見選手:第3投目

エース・橋野選手が3Fしてしまい意気消沈気味?と思われた北海サーフST種目陣でしたが、
服部徳彦選手が3投平均:177.58mでST-B種目準優勝。

 
      服部徳彦選手:第5投目             古川選手:第4投目

以下、古川選手が3投平均:173.46mで同種目第3位,中田選手が3投平均:168.30mで同第4位,
谷藤選手が3投平均:167.89mで同第5位と、昼夜を問わない練習の成果?でST-B種目の上位を
独占されました。

 
       中田選手:第5投目                谷藤選手:第4投目

総括すると、23名の参加選手のうち6選手が180mオーバーの飛距離を揃え、しかも上位3選手は
190m台かそれに匹敵する飛距離を、追い風1m/sのコンディションで飛ばすハイレベルな大会と
なりました。

私自身は今春から続くライントラブルスランプからの回復途上での大会参加となったために、
3投平均:182m台の記録でも大満足したのですが、できれば来年の大会ではもう一クラス上の
飛距離が狙えるようコンディションを整えて、また遠征参戦したいと今から希望を膨らませています。


4. 第二グループ:女性種目,第3種目,第5種目-A,同種目-B

第二グループは女性種目,第3種目,第5種目A,同種目Bですが、各種目とも広島の大会では
あり得ないような強烈なスウィングと飛距離でとにかく驚きます。

女性種目では、正岡美由紀選手(キャストフリークス)が3投平均:166.16m,最長:170.50mの驚異的
記録でブッチギリ優勝。

 正岡美由紀選手:第4投目

女性種目とは言ってもセットポジションやそこからフィニッシュまでのロッドの軌道,曲がり,スピード
は完全に5種目と同じ世界です。

今回の記録については、投げたご本人はやや不満をお感じになられているようで、
「170m台が3本揃わなかった…」
とのコメントを伺いましたが、170mオーバーが1本出せるだけでも十分に素晴らしいと思います。

▲▲ ▲

そして第3種目。
昨年まで第4種目で常勝されていた菅原隆選手(札幌サーフ)が今年から第3種目に種目変更された
そうで、観戦している限りでは第4種目?と勘違いするくらい力強いスウィングから3投平均:159.32m,
最長:163.02mという驚異的な飛距離でのブッチギリ優勝。

 菅原隆選手:第5投目

なお、第3種目は6名の参加選手中の何と上位4選手が3投平均で153mを超える異次元のバトルは、
観戦していても興奮しました。

▲▲ ▲

第5種目ではA(60歳未満):11名,B(60歳以上):1名の計12選手が参加。

第5種目A優勝は、神田選手(キャストフリークス)で3投平均:205.83m,最長:207.18m。
第5種目B優勝は、服部弘司選手(函館サーフ)で3投平均:173.98m,最長:174.56m。

第5種目Aは上位4選手が3投平均:200m超えの大混戦でしたが、神田選手は5投すべて200m超え
の安定投擲での連覇を成し遂げられました。

 神田選手:第4投目

第5種目Bの服部選手は、昨年度大会で記録された3投平均:180.80mにはやや及びませんでしたが、
力強く正確な投擲で173.28m〜174.56mを3本揃えられての連覇を達成されました。

 服部弘司選手:第2投目


5. 第三グループ:第2種目,第6種目

第三グループは第2種目,第6種目ですが、こちらも想像を絶する飛距離とスウィングスピードに、
感嘆するばかり…

まるで種目規定より1クラス軽いシンカーで振り切っているのを見ているような錯覚を覚えます。

第2種目は9名の参加選手のうち6選手が210mオーバーの飛距離を連発し、しかも上位3選手は
225m前後でのスーパーバトル!

この激戦を3投平均:224.59m,最長:226.58mの記録で制したのは吉田選手(札幌サーフ)でしたが、
3投平均:223.98m,最長:226.60m(種目最長)の記録で準優勝の正岡哲哉選手(キャストフリークス)
とのデッドヒートは最終投擲まで決着がつかない大接戦でした。

 吉田選手:第5投目

■■ ■

第6種目も、参加選手7名のうち上位3選手による220mオーバーのデッドヒートが繰り広げられました。

こちらも最終投擲まで勝負がつかない接戦でしたが、第5投目に種目最長となる227.05mスーパー
ショットを放った長谷川選手(札幌サーフ)が3投平均:222.57mで優勝し、大分から遠征参加の
永松美智也選手(ダイナミックサーフ)が3投平均:220.24m,最長:223.09mで準優勝となりました。

 長谷川選手:第5投目


6. 第四グループ:第4種目

ようやく最終グループ;第4種目の競技が始まり、ここで香川選手の登場です。

時刻は既にお昼を過ぎており、ここまで6時間以上の待ち時間では集中力を高めるのが少々難しい
のではないでしょうか?

それでも上位候補の選手たちは第1投目から190m前後の好記録を連発。
中には200m近い飛距離を出す選手もおれらて、他の種目と同様に最終投擲まで決着がつかない
雰囲気が漂っています。

そして香川選手の第1投目、タイミングが少し合わなかったようで181.41mと上位陣からは10m以上
引き離されてしまいました。

続く第2投目以降も、広島でのいつもの投擲に比べるとタメが効いてないように見えましたが…
記録は168.75m,179.24mと苦戦されている模様です。

第4投目でようやくいつものタイミングで振り切れたようですが、計測結果は187.76mと期待の190m
には2m強届かず!惜しい。

 香川選手:第4投目

「今度こそ190m台を!」、と固唾をのんで観戦した最終投擲でしたが、計測結果は177.91mで
3投平均:182.83mの第8位となりました。

結果、5投すべての投擲で190mオーバーを記録した中村選手(函館サーフ)が第4投目で自己ベストを
更新する好投により、第1投目で種目最長となる198.75mを投げた太田孔万選手(キャストフリークス)
を逆転し、3投平均:195.21m,最長:198.31mで優勝。
太田孔万選手が種目最長を守りきったものの、3投平均:194.36mで準優勝となりました。

 中村選手:第4投目


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こうしてすべての競技が終了し、表彰式では和やかな雰囲気の中良く飛ばした選手に祝福を、
あまり飛ばせなかった選手に激励を、3Fした選手に慰めを、拍手でお互いの健投を称えて、
第22回北海道キャスティング選手権大会は幕を下ろしました。


7. むすび

今回で二回目となりました北海道キャスティング選手権大会遠征。
昨年の大会に続き、菅原協会長様、橋野様はじめ北海サーフの皆様や北海道協会SC事務局の
皆様に多大なるご支援を頂きましたお蔭様で、とても有意義な3日間を過ごすことができました。

この場をお借りしまして、お世話になりました皆様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

また来年も北海道キャスティング選手権に遠征できれば…と早くも家族に懇願しておりますが、
はてさて1年後にどのような状況になっているでしょうか。
いずれにせよ、精進あるのみでしょう。

 変人よ大志を抱け!