'11年12月29日
Report #085  2011年釣行記総集編


早いもので2011年も残りわずか。
ここまで月一回平均で釣行は重ねてきたのだが、何故か今年は釣行記を書かないままに年末を迎えて
しまっている。

今年の初めに立てた目標では、チヌ,マゴチ,カレイ,アイナメの魚拓申請を伸ばしたいと思い描き、
3月〜4月にカレイ,アイナメを、5月にチヌを、7月にマゴチを、11月に再びカレイを狙おうと、キャスティング
競技の合間に釣行していたのだが…

釣れた日も釣れなかった日も、回想録的に今年の釣行を振り返ってみようか。


@1月3日:メバル狙い
  サーフ会員となって以来初めてのことだが、今年の初釣りは投げ釣りではなく探り釣りとなった。
  ご近所のメバル釣りの師匠にご案内いただき、竹原市・某所へ半夜釣りに出かけた。
  17:00の釣り開始から冷たい北風が吹いていたのだが、21:00には雪と雷の悪天候に。
  師匠は小物をリリースしながらも、20cm級ホゴやソイと18cm平均のメバルを10数匹釣られている。
  私は釣った魚を全てキープしたのだが、17cmまでのメバルが8匹と19cmまでのホゴが4匹。
  しかし、あまりの寒さに、予定を早めて22:30に納竿。
  釣果は師匠の足元にも及ばなかったが、目標としていた2ケタは達成したので満足できた。

  

A1月23日:アイナメ狙い
  この日は呉サーフの初釣り例会で江田島・柿浦港へ。
  息子も同行なので、朝はやや遅めの7:20に現地到着。
  ちなみにこの釣り場はまだ二度目の釣行なので、ポイントは熟知していない。
  そんな釣り場でいろいろと手を尽くしながら本命魚を求めるのもまた楽しいもので、足元へのチョイ投げ
  から沖の潮目を狙った遠投釣りまで、4本の仕掛けを投入して数分おきに誘いを掛ける。
  そんなこんなで誘い掛けをした直後にアタリ!
  グリグリとなかなかの手応えで、アイナメ31.7cmと同じくアイナメ19.5cmのダブルが釣れてきた。
  今日は朝から絶好調か?と期待を膨らませたが、その後15:00まで全く生体反応なく納竿。
  釣果は少ないが、ランクサイズが1匹釣れたので大満足の一日となった。

    

B2月5日:越冬ギス狙い
  広島県で暮らして19年目だが、この間で二度目の記録的寒波が1月31日にやってきた。
  この寒波で最低気温は-10℃を記録し、越冬ギスの釣果が極端に落ちた模様。
  それでも1週間も経てばキスの釣果も回復するのでは?との期待で福山市内の某所へ釣行。
  この釣り場の実績から推定される時合は13:00〜15:00と予想されるが、10:00の釣り開始から全くアタリ
  は無く、15:00にようやく20cm級が1匹釣れたのみ。
  せめてあと1匹だけでも…と16:30まで粘ったが、キスを追加できないままに納竿。
  例年だとプリプリに太った越冬ギスが5〜10匹は釣れるのだが…

  

C4月5日:カレイ,アイナメ狙い
  昨年の4月にアイナメとカンダイの大物を釣った実績のある鞆の浦へ、学校が春休みの息子と共に
  平日釣行。
  8:30に現地到着したが、さすがに平日なので釣り場は貸し切り状態。
  天気も良く潮も良いので、魚も貸し切り状態のウハウハだぞと期待したのだが…
  釣り開始直後にアイナメと思われるアタリがあったが、針掛かりせず逃げられてしまった。
  そしてその後は全く生体反応なく15:00納竿。
  得意とする釣り場でまさかの丸ボーズとは…

D4月17日:アイナメ狙い
  広島協会アイナメ釣り大会で、息子と共に1月23日以来の江田島・柿浦港へ。
  現地に6:30頃到着し、クラブ初釣り例会で31.7cmアイナメを釣ったポイントへ入釣。
  仕掛けを4本投入しし終えた直後に、明確なアタリが出た。
  早速本命魚登場か?と期待しながらアワセを入れたが、アイナメ特有の重量感と首を振る手応えが
  感じられない。
  上がってきたのは、18cmほどのカナガシラ。
  次こそアイナメを…と仕掛けを打ち返し、誘い掛けの頻度も増やす。
  すると、誘った仕掛けにグリグリと反応が。
  姿を現したのは26.5cmのアイナメ。
  しかし、これ以上釣果を増やすことなく大会審査時間も迫り、12:00に納竿。
  ランクサイズには届かなかったが、何とか本賞で審査に提出できたので一安心。

    

E6月12日:キス狙い
  かめや釣り具・米子店主催の『チャンピオンSHIPキスALL山陰』大会に参加。
  今回も、福山サーフのお師匠様お二方に同行させていただいた。
  6:00の競技開始と同時に、事前情報でキス好調との海岸南方向に急ぐ参加者たち。
  混雑を避けたい私は迷わず海岸北方向へ。
  約600m歩いたところで沖に潮目が見えたので、荷物を降ろして釣り開始。
  幸い1投目からブルブルと気持ち良いアタリが続き、2連〜3連でキスが釣れ続いた。
  2時間ほど釣るとアタリも散発的となり、場所換えを決行。
  しかしこれが失敗だった。
  さらに海岸北方向へ300mほど移動したのだが、こちらは全くアタリなし。
  すぐに元の釣り場へ戻ったが、この間の約40分がロスタイムとなった。
  結局競技終了の10:00までに28匹:579gのキスを釣り、競技キスの釣果としてはレベルは低いが楽しい
  一日だった。

  

E6月19日:キス狙い
  全日本キス選手権大会で、初めて呉会場にエントリー。
  クラブの渡辺会長にご案内をお願いし、鹿島の南西海岸へ釣行。
  1:00のスタートから約小一時間で釣り場に到着し、じっとりと湿気た霧の中で釣り開始。
  直後からドラグが滑る活発なアタリがあり、20cm前後のキスが夜明けまでに7匹も釣れた。
  明るくなるとキスの型はやや小ぶりとなり、仕掛けも夜釣り仕様の丸海津11号〜13号から昼釣り仕様
  のアスリートキス7号3本針に変更。
  8:00の納竿までに、26cmのマコガレイや20cm前後の青ベラ3匹,チャリコ1匹も交えてキスを8匹追加。
  残念ながらキスの最長寸が22cmと審査基準を満たさなかったが、アタリを取ってリーリング中の引き
  も楽しめたので大満足できた。

    

F7月15日:キス狙い
  この日は朝から御調山練習場で競技用ロッドを振り回した後、16:30の干底までの2時間限定でゲリラ
  釣行をしてみた。
  釣り場はいつもの鞆の浦。エサは青虫を400円分購入し、竿は2本を用意。
  1本は丸海津11号仕掛けを置き竿に、もう1本はアスリートキス7号仕掛けを手持ち竿でサビキながら
  キスを狙う。
  護岸から30mくらいは薄い濁りが漂っており、その濁り水と澄んだ水の境界付近をサビくとポツリポツリ
  とキスが釣れてくる。
  合間に置き竿仕掛けに22cmの小チヌが掛かり、夕食のおかずが賑やかになる。
  干底となった16:45に納竿するまでにキス7匹と小チヌ,赤ベラの釣果で、第1回ゲリラ釣行は大成功。

    

G7月28日:キス狙い
  前回のゲリラ釣行に味を占め、学校が夏休みになった息子と共に11:00から釣り開始。
  時合は15:20頃の干底前後と予想したので、13:00頃までは車横付けポイントの阿伏兎海岸を探索し、
  昼食の小休止を挟んで14:00〜16:00を本命ポイント:鞆の浦で釣ることにした。
  阿伏兎海岸ではチョイ投げの息子にキスと赤ベラが釣れてくるのだが、私の仕掛けにはイトヒキハゼ
  しか釣れてこない…
  そのうち針に掛かったイトヒキハゼにマゴチと思われる大物が食い付いたのだが、ハリス1.2号仕掛け
  では獲物の引きに耐えられず痛恨のバラシとなった…
  気を取り直して第二ラウンド:鞆の浦へ。
  しかし期待通りにはキスが釣れず、二人で小型キス7匹と23〜24cmの小チヌ2匹,赤ベラ3匹の釣果で
  16:00に納竿。
  逃げられたマゴチ?が惜しい…

    

H8月4日:キス狙い
  前回の釣行で取り逃がしたマゴチを今度こそゲットするゾと、大物対応装備を整え阿伏兎海岸へ釣行。
  マゴチ狙いのエサにするイトヒキハゼと、マゴチ不発の際には夕食のおかずになる魚が必要なので、
  息子にも協力を要請。
  9:00から釣りを開始し、早々にエサにするイトヒキハゼを数匹ゲット。
  すぐに丸海津16号,ハリス6号の太仕掛けを4本投入し、ドラグをフリーにしてマゴチを待つ。
  息子はポツリポツリとキス,赤ベラ,イトヒキハゼを釣り、おかずとエサの両方を調達してくれている。
  私は猛暑の中ひたすらマゴチの登場を待つが、反応がない…
  そして、もう諦めて納竿しようかと考え始めた16:00に本日最初のアタリ!
  竿先を引き込むと同時にドラグが滑り、ラインが数m出て止まった。
  ここはアワセたい気持ちを抑えて、次のアタリを待つ。
  2分ほど待っただろうか、再びドラグが滑ってラインが出たところでアワセを入れた。
  ググッと手応えがあったのだが、マゴチにしては軽い…
  姿を見せたのは細長い魚…トカゲエソだった。
  それでも44cmのBランク魚で、トカゲエソの自己記録更新。
  この後17:00まで粘ったが、マゴチは現れずに納竿。リベンジはまた来年の夏、ということになった。

    

I10月22日:キス狙い
  9月〜10月は秋のキャスティング競技シーズンなので釣行がなかったが、中四九落ちギス大会で
  釣行を再開。
  ただし、所用で日曜日午後の審査には行けそうになく、土曜日午後4時間ほどのゲリラ釣行となった。
  釣り場は、サビキでアジを釣ってみたいという息子の希望で瀬戸田・サンセットビーチへ。
  アジはサーフ対象魚ではないのだが…
  14:00に現地到着し、急いで釣り支度。
  私の竿出しができたところで息子にも仕掛けを準備。
  希望通りにサビキでアジ狙いと、投げ釣りでキス狙いも出して与えたが、サビキの方が楽しいらしい。
  釣り開始早々に20cm前後の良型アジを釣っている。
  私は何とか狙いのキスを釣ったが、仮に日曜日に審査会場へ行けたとしても審査対象以下の寸法に
  縮んでしまうことは間違いないだろう、23.5cmの微妙なサイズ。
  他にも青ベラやカワハギ,チャリコも釣れたのだが全て審査対象サイズ以下で、ランクサイズをゲット
  することなく18:00に日没終了。
  普段はアジを釣ることがないので、塩焼きで美味しくいただける良型アジにまずまず満足した次第。

    

J12月4日:カレイ,アイナメ狙い
  11月はカレイのベストシーズンなので毎年欠かさず釣行しているのだが、今年は喘息の発作が出たり
  釣行予定日が悪天候だったりで一度も釣行できず…
  12月に入り体調も回復したので、呉地区納竿大会で音戸町・坪井漁港へ息子と釣行した。
  夜明け前に現地入りして、6:00から釣り開始。
  この釣り場は初めて入るので、4本の仕掛けを100m,70m,50m,30mに配備。
  すぐに30mチョイ投げ仕掛けにアタリが出たのだが、ビビビと走るばかりで食い込まず…
  恐らくチャリコの仕業だろうか?
  朝一番からアタリがあるのだから、今日はそこそこ楽しい釣りができるだろうと予想したのだが、
  その期待は完全に裏切られた。
  アミエビを詰めたカゴを天秤に付けて撒き餌投げ釣りをしてみたり、キス釣りのごとく仕掛けをゆっくり
  サビいてみたりと、あの手この手でカレイ,アイナメを狙ってみたのだが釣れたのは15cmほどの
  カナガシラ1匹のみ…
  息子は最近お気に入りのサビキ釣りで20cm級のサバや小アジを夢中になり釣っている。
  結局二人とも審査対象魚を1匹も釣ることなく、10:30に不完全燃焼納竿となった。

    

K12月15日:カレイ,アイナメ狙い
  どうしてもカレイが釣りたい!と得意の鞆の浦へ平日釣行。
  過去の実績から満潮前後2時間ずつを釣れば確実に獲物をゲットできると、自信満々で14:00過ぎの
  満潮に合わせて11:00から釣り開始。
  今回も釣り開始早々にビビビとアタリがあり期待が膨らんだのだが、上がってくるのはヒトデばかり…
  貴重なコウジにもヒトデが掛かり、しかもカレイのように「コックン」と竿先を押さえるアタリまで出る始末。
  それでも満潮の潮止まり〜下げ始めのワンチャンスには必ず…と必死で仕掛けを打ち返したのだが、
  海底にはカレイもアイナメも留守のようで、鞆の浦では今年2回目のきれいさっぱり丸ボーズ…

L12月18日:カレイ,アイナメ狙い
  呉サーフ忘年会に参加の翌日、渡辺会長にご案内いただき音戸町波多見のカレイ,アイナメ,ハゼ
  釣りポイントへ釣行。
  初めての釣り場なので、まずは2本の仕掛けを遠投,近投に投げ分けて海底の状態や魚の付き具合
  を探索していく。
  9:00に釣り始めてすぐに何やら首を振る獲物の感触が竿先に伝わってきたが…
  アタリがモゾモゾと不明確だったので、多分フグだろうと思ったらやはりその通りだった。
  フグに針を取られる度に仕掛けを交換したり針を結び直したり、とにかくフグの居ない所を探さねばと
  仕掛けを打ち返すと、海に向かって右側の70m以上のエリアはフグがほとんど居ないことが判明。
  その近辺に仕掛けを集中させて、冷えた体を車の中でしばし温めていると、一気に竿先を引き込む
  アタリが!!!
  これは本命魚に間違いない。慎重に竿を手に取り、二度目のアタリを待つ。
  すると、ツツツツ〜とラインが引張られて魚が走る感触が伝わってきた。
  ここでジワリと聞きアワセを入れ、手応えを感じたので本アワセ!
  獲物はグリグリと良く引き、足元まで寄せると横走りまでするではないか。
  姿を現したのはやはりアイナメ!しかも30cmオーバーのランクサイズ!!!
  この後はフグしか釣れなかったが、一年の最後の最後に良型32.0cmアイナメがゲットできたので
  大満足で13:00に納竿した。

    

◇ ◇   ◇

こうして2011年の釣行を振り返ると、過去の実績に基づき釣行するとことごとく貧果やボーズに終わる
一方で、初めて入釣するポイントやまだあまり入釣経験のないポイントで思わぬ釣果に遭遇している。
間もなく訪れる新しい年には、過去の実績に頼りきらずに積極的に新しいポイントを探索して、良い
釣果につなげたいものだ。