'08年07月10日
Report #061 2008年7月6日・夜の鞆の浦釣行記
毎年6月下旬〜7月上旬のまだ日中の気温が30度に届かない時期に、毎年近場でキス釣り
を楽しんでいます。
いつもなら、午前中のチョイ釣りで15cm〜23cmくらいのキスを10匹ほど釣って帰るのですが、
今年はどうやら猛暑の兆しで、6月下旬時点ですでに日中の最高気温は30度を軽くオーバー。
それならば、と今回は仕事の計画有給に絡めて7月6日(日)の夕食後から深夜の満潮までを
狙ってマイポイント・鞆の浦へとナイターフィッシングに出かけました。
実はこの釣り場での夜釣りは先月の全日本キス釣行が初めてで、日中のキスよりも活発な
アタリとリーリング中の引きにすっかり魅了されてしまいました。
今回も、20cmオーバーのキスを求めての釣行ですが、エサは青虫を1000円分とやや多めに
用意し、これを3〜4匹房掛けにして何か大物が来ないだろうか?というバクチ仕掛けを一本と、
さらにユムシを3個買って行きあわよくばチヌかハネを・・・という大バクチ仕掛けを一本、
そしてごく普通にキス狙いの仕掛けを二本も出して、まさかの大釣りを目論んでみました。
1. まずは満ち上がりの部
自宅を19:45に出発し、途中エサを調達してから今回のポイント:鞆消防署前に到着したのが
20:50。
今回も先客はゼロですが、全日本キスの時の釣り座は夕涼み?の若者グループが座り込み
ダベリング中。
今回は全日本キスの時よりも20mほど潮上側に釣り座を確保しました。
丁度釣り座を境に、右側は根掛りがなく昼間引き釣りでキスが数上がるポイント、左側は所々
シモリがありどちらかというと置き竿でじっくり大物狙いのポイントとなります。
丁度潮は左方向へ流れていますから、潮上に投入した仕掛けを砂地側からシモリ帯へと流し
込み、一流しでキスだけでなく何でも狙ってやろうという欲張りな攻め方を採ってみました。
まず一本目は、丸海津14号二本針仕掛けに青虫房掛けで魚なら何でも来いの、青虫バクチ号。
二本目と三本目は、丸海津11号二本針仕掛けに青虫一匹掛けの、手堅くキス狙い1号&2号。
最後に四本目はハリス5号に丸せいご16号一本針仕掛けの、一発ユムシ号。
これらの準備完了したのが21:30。あとはシグナルを待つばかり・・・
ところが、竿先のケミホタルは微動だにせず!
焦り始めた23:00にようやく青虫バクチ号に初めてのアタリ!!!
針とエサが大きいので、じっくり待って3回目のアタリでアワセてみると、なかなかの手応え!
リーリング中にもグリグリと良く引きます。
早速良型のキスゲットかと喜んだのも束の間、取り込み時に足元の消波ブロックに獲物を
当ててしまい痛恨の針外れ!
獲物をこの目で確かめることもできずに、バラしてしまいました・・・
この後、キス狙い1号に鈍いアタリでアナゴが掛かり、続いてバクチ号にアタリもなくマダコ40cm
が掛かっただけで、また沈黙が続きます。
2. 満潮の潮止まりが近付くにつれて・・・
そろそろ日付が変わろうかという23:50頃から、状況が変わってきました。
満潮が近付いてきたせいか潮の流れが幾分落ち着き、ほぼ同時に竿先のケミホタルも忙しく
動き始めます。
まずは、キス狙い1号にやや小さめのキスが掛かりました。
続いて、キス狙い2号の穂先が激しく揺れます。
ここは慎重に3回目のアタリを待ってアワセを入れると、なかなかの締め込みです。
キスなら拓モノかな?と期待一杯でリーリング。
足元で最後の抵抗を見せましたが、じっくり食い込ませていますからゴボー抜きします。
上がってきたのは何とウシノシタ!!!
早速メジャーで検寸。32cmもあります。
一瞬ウシノシタのAランクって30cmから?と喜んだものの、いやいや35cmだろ?
それよりAランクとかBランクってあったっけ?
と一人自問自答。
ま、拓モノかどうかはどうでも良い。食べて美味しい魚は全てシメてから持って帰ります。
さらに、ユムシ号にも小刻みなアタリがあり、少しドラグを緩めるとジリジリとラインが出て
行きます。
1mほどラインを送ったところでアワセを入れてみましたが、スカでした。
チヌか、それともハネか、ユムシを咥えているのはどんな獲物だろうか?
期待しながらユムシを交換。
また同じポイントに仕掛けを投入しました。
この後、20〜22cmのキスがようやく針掛かりし始めたので、バクチ号も丸海津11号の仕掛け
に交換し、堅実キス狙いに変更。
全日本キスの時に比べると随分大人しいアタリでしたが、ここまでで4匹のキスを釣ることが
できました。
相変わらずユムシ号に小刻みなアタリが現れていたのですが、なかなかドラグからラインが
出ないため、かれこれ10分近く放置していました。
これを何気なく効きアワセすると・・・獲物がギュ〜ンと走ったではありませんか!!!
途中の締め込みは竿が硬いこともあり大したことなく、時々潜ろうとするだけですんなり寄って
来ました。
しかし獲物が水面まで浮き上がった瞬間に暗闇の中でエラ洗い?したようなハネる音が。
姿を現したのはなかなか立派なセイゴでした。
アタリがあってからあまりに長時間放置したため、針は胃袋まで飲まれていましたが、無事
取り込めて一安心。
検寸の結果38.5cm。私のとってはなかなかの大物です。
3. 下げ潮に変わって
明確な満潮潮止りはなく、満ち上がりのままで左方向への惰性のような流れが残りますが、
幅約200mの水道中央を走っていた潮目が護岸から20〜30m付近に蛇行接近し、この潮目に
沿って夜光虫が天の川のごとく光り始めました。
そろそろ帰り支度をしようかと思い、残りエサを贅沢に房掛けしてみます。
すると、右方向70m付近の砂地を流していた仕掛けに大きなアタリ!
キスのアタリにしては竿先の押さえ込みが大きく、またリーリング中の重量感も結構なもの。
途中グリグリと良く引くので、アナゴではなさそう・・・ということは・・・シログチでした。
サイズは食べ頃の27cm。
恐らく潮目に沿って群れが回遊しているはずですから、すぐに同じポイントへ青虫をたっぷり
付けた仕掛けを投入します。
待つこと5分。
また同じようなアタリがあり、こちらはやや小さめ22cmのシログチでした。
こうしてバタバタとしているうちに、どうやら左方向シモリ地帯に流し込んでいた仕掛けのアタリ
を見逃してしまったらしく、納竿のために回収したところ本日最長寸:24cmのキスが掛かって
いたのでした。
結局、キスは15〜24cmが5匹と目標の10匹には届かなかったのですが、予想外の外道として
38.5cmのセイゴ,32cmのウシノシタ,22〜27cmのシログチ2匹,マダコ,アナゴと、クーラーの
中は賑やかなものとなり、大満足で納竿としました。
4. Data
★竿 & リール & 仕掛け
@ダイワ・ランドサーフ 33-405 & ダイワ・パワーサーフ4000QD
道糸:ナイロン5号+力糸ナイロン8号;8m
オモリ:ロケット天秤30号
モトス:東レ・銀鱗Z6号〜8号,ハリス:サンライン・パワード3号〜ユニチカ・グンター4号
ハリ:がまかつ・丸海津11号〜14号 (2本バリ)
エサ:青虫房掛け
Aダイワ・ランドサーフ 30-405 & ダイワ・パワーサーフ4000QD
道糸:ナイロン5号+力糸ナイロン8号;8m
オモリ:Lキャッチ天秤27号
モトス:東レ・銀鱗Z6号,ハリス:サンライン・パワード3号
ハリ:がまかつ・丸海津11号 (2本バリ)
エサ:青虫一匹掛け
Bシマノ・ハイパワーXプロセレクト405EX & シマノ・パワーエアロGT4000
道糸:ナイロン5号+力糸ナイロン8号;8m
オモリ:Lキャッチ天秤27号
モトス:東レ・銀鱗Z6号,ハリス:サンライン・パワード3号
ハリ:がまかつ・丸海津11号 (2本バリ)
エサ:青虫一匹掛け
Cシマノ・エアロキャスト4200EX & シマノ・パワーエアロGT7000
道糸:ナイロン5号+力糸ナイロン8号;8m
オモリ:Lキャッチ天秤27号
モトス:ナイロン8号,ハリス:東レ・銀鱗プロサイド5号
ハリ:がまかつ・丸せいご16号 (1本バリ)
エサ:ユムシ
★潮時(尾道)
2008年7月6日〜7日 中潮
満潮 12:57(6日)
干潮 19:23
満潮 02:00(7日)
干潮 08:03